言語聴覚士による支援開始のお知らせ
2021年06月01日
令和3年6月より、言語聴覚士による言葉の訓練を開始いたしました。
「ことばが出てこない」
「ことばの発達が周りに比べて遅い」
「ことばは理解しているけど話せない」
「単語は出ているけど文章で話せない」
「話せるけど内容が理解しづらい」
などのことばの発達に関してのご相談・言語訓練を行います。ことばを引き出す・単語を増やす・文章に繋げる・文法を理解する・普段の会話に定着させる、といったように1人1人問題点を見つけ出し確実にステップアップを目指します。
「カ行・サ行など特定の音がうまく言えない」
「声が濁って聞き取りづらい事がある」
「年齢に比べて話し方が赤ちゃんぽい」
など発音のお悩みに対してのご相談・発音訓練を行います。原因となる口や舌の使い方を調べて、正しく動かせるように指導していきます。段階的な訓練により日常会話で綺麗な音が出せる事を目指します。
「音読が上手くできない」
「読み書きが苦手」
「文章の内容が上手く理解できない」
「他の教科に比べてとりわけ苦手な教科がある」
などの学習のお悩みに対してのご相談・訓練を行います。就学後の学習の偏りは言語体系の習得に原因があるケースが多く見られます。正しい言語体系を学び1人1人にあった学習方法で改善を目指します。
ことばの訓練は、外言語(人とコミュニケーションを取るのに使う話し言葉)と内言語(声に出さず頭の中で考えることば=考える道具)の2つの側面を伸ばす効果があります。
そのためことばを習得できていないと、このどちらの側面にも影響が出てしまいます。外言語での影響は「ことばが出てこない」「2語文で話せない」など他から見て分かりますが、内言語の影響は見えづらいです。例えば
という計算を考えるとき頭の中で「5に4を足して9から3を引くから答えは6だ」と言葉で考えるかと思います。簡単な計算でもことばを必要とするため、より複雑なことを考える時には多くの言葉や正しい文法知識が必要となってきます。
そのためことばが遅れている子供に対し、コミュニケーション力や考える力を身につけ学習の土台を築くためにことばの訓練が必要です。
*上記以外のお困りごとにつきましても、お子様の発達状況やことばの状態に合わせて支援・訓練を行っていきます。